4つめである。
ブログ持つの。
ひとつはコミュニティ・サイトのようなもので、他のふたつはデータベースやアーカイヴを構築するために使って(作って)いる。


常々ぼくは「ブログas日記じゃダメなんだってば」っと訴え続けてきた。
それは日記を否定するものでも、ブログに反対なわけではなく、この簡単単純明快手軽なツールを、日記だけでしか利用しないのはもったいない話だと云いたかったのである。
これもあちこちで何度も書いてきたことだけれど、たしかにこれまでHPを開設するにはある程度の知識と技術が必要だった。HP制作ソフトや、フリー・サイトのツールを使えば、たしかにタグのひとつも知らなくてもそれなりのHPは作れた。
でも掲示板(BBS)やチャットなどを設置するにはcgiという高度なプログラミングが求められた。これも無料レンタルなどである程度解消できたわけだが。
それにしても、このブログの容易さとは比べものにならない。
猫も杓子も、インターネット環境さえ整っているならば、すべて誰もがマイ・ブログを持つべきである。
もちろん日記だってOKだ。この"269g"というサイトはダイエット目標とか身近なテーマがあって、取っつきやすい。
冒頭で述べたデータベースやアーカイヴのためのブログについては、折に触れて書いていこうと思う。
ここでは飽くまで純粋に「日記」を書く。

かつてぼくは日記雑誌を作っていた。
要するにいろいろなひとの日記が載っているミニコミである。「日記=個人的なもの」から「公開されることを前提とした日記」への実験と挑戦だった。
そこへインターネットが普及し始めた。当初は設備投資と通信費で敷居の高いものだったが、ISDNテレホーダイで垣根が低くなり、学校・企業で日常的にコンピュータが使われるようになり87228722マッキントッシュ派のぼくとしては認めたくないが、間違いなくwindows95以降のマイクロソフト社の功績がおおきい87228722、いまやADSL光通信の時代である。i-modeなどの携帯電話も含めれば、この国は確実にネット社会と化した。
インターネットの特徴(利点)のひとつに、スピード=速効性が上げられる。ニュースも噂もゴシップも、目のまえで起きていることをリアルタイムで発信/受信することが可能になった。
新聞だって発行に1日掛かる。週刊誌は、月刊誌は‥‥と考えていくと弱小同人誌で日記を載せていくことは難しかった。
最初はインターネットで発信し、活字と印刷する際にはよりエンターテイメントとして楽しめるようにリミクス(編集)したりもした。
もともと熱しやすく冷めやすい、飽きっぽくて移り気なぼくはいつしか雑誌の刊行ペースを気の遠くなるほど長くし(それはいまも続いている)、こまめに発行していたフリー・ペイパーも作らなくなっていた。
それだけでなく、一時はいくつも管理していたHPやBBSの更新をも怠るようになってしまった。

これから、すこしずつ語っていくであろう様々なできごとも重なり合って、インターネット自体とさえ距離を置くようになっていた。
そんなときに現れたのがブログである。その存在は知っていたが、じっさいに見ることはほとんどなく、おそらく眞鍋かをりのブログにアクセスが殺到したと話題になったあたりからではないだろうか。
繰り返しになってしまうが、ほんの数週間まえからブログを始め、「日記以外」の利用法を模索してきた。
あれこれと試していくと、残念ながらHPで表現できたような自由度にまだ限界があるような気がしてきた。単にぼくが使いこなせていないせいもあるのだが。
だから、ここであえて「日記」だけのブログを作ってみることにした。
かつては「日記家」という手前勝手な肩書きを名乗っていたオトシマエを、ここでひとつ付けたいと思う。そんな潔い覚悟はないけどね。