図書館通い。

from "mixi"

今年に入ったくらいから週に1回くらい近所の図書館に通っている。


普段3,4食/週のぼくにとって、会社での昼休みは時間潰しに一考が必要な1時間である。
ようやくJリーグが開幕したので、先週金曜日はtotoの予想に時間を費やしたが、それは週末だけの話。
木曜日は逆に昼休みが取れなかったりもするのだけれど、他の曜日はさりとてすることがない。
引っ越しのおかげでフロアが変わり、座席も隅の方になったのでヘッドフォンをして読書をしていたりもするのだけれど、以前はパーテーション越しに隣の会社のやかましい輩が居たので落ち着いて読書もままならなかった。
でまあ読書といっても仕事に関係のある書物や雑誌は読みたくないし、偏った趣味を悟られたくもないので意外にセレクトが難しかったりする。そういうところ、とてもエエカッコシイなぼくとしては。
それで当たり障りのない本を探しに図書館に行ったりもするのだけれど、もっとも大きい理由はCDだ。
中学生の頃、実家の近くにあった図書館でナイアガラ関連やYMOなどのレコードを借りたりはしていたけれど、いま住んでいる地区にも図書館が出来て蔵書が多い。
はじめは「買うまでは至らない」クラシックなどを中心に借りていたのだけれど、DJ用にアナログでしか持っていなかったジャズの名盤をCDで借りるようになり、棚を隈無くチェックするようになった。
外資系のCDショップで全ジャンル、AtoZで探すのは非常に困難だけれど、地方の公立図書館ならさほど苦はない。分類100の実験音楽コーナーでライヒやケージを見つけ、クラシックはピアノを中心に。ジャズはすべて眺めているとスカパラ選曲による昭和30年代日本のジャズ・コンピがあったり。同郷須永辰緒氏(ex.DJ DOC HOLIDAY>Sunaga t Experience)プロデュースによるakikoという国産ジャズシンガーも図書館で教わった。
数はすくないけれど「日本のポピュラー」のコーナーには、アナーキー(!)からマンスフィールド(!!)、『PUNCH THE MONKEY!』、さらには水森亜土の『好き好きソング』といった買いそびれていた小西康陽氏の仕事も揃っている!
他にお勉強用に漣健児氏の作品集(そういえば『東京ビートルズ』もあったな)や、中村八大氏によるジャズ盤。サバービアで復刻した浜口庫之助や沢田俊吾の編集盤もあった。
サバービアといえば、フリーソウル・シリーズは見掛けていないが"Cafe Apres-midi"のシリーズは借りた。サバービア絡みではないが"AFTERNOON TEA"セレクトの、いわゆるカフェ・ミュージック集も3枚借りた。
そして何よりお勉強になるのが、ロックやソウルの名盤だろう。さすがに新譜をくまなく揃えることは不可能だろうが、それこそジミヘンだ、キャロル・キングだとなれば図書館の真骨頂。ミレニウムやらサンド・パイパーズといったA&Mの再発盤なども揃っているし、ソフトロック・ブームに便乗したコンピなどもあった(同様にギター・ポップのコンピ盤も)。
そういえば一昨日借りたなかには2枚組のバカラック作品集もあったっけ。レゲエの好きな娘がいたんで、まったく知識のなかったぼくはボブ・マーレイの4枚組で勉強したっけ。
タイトルを挙げているとキリがないので、この辺にするけれど、最近またまたすごいなと思ったのは、インターネットで検索が出来るようになったこと。在庫があるのか貸し出し中なのか、あるいは資料室で眠っているのか市内の他の図書館にあるのか。
残念ながら予約はできない(書籍ならネットでも可能)のだが、下調べをしていけば時間短縮にもなる。
そして当然のように借りてきてはすぐにCD−Rにコピー。よって早ければ翌日にだって返却できちゃうのだ。さっき整理してたのだけど、24枚収納のCDホルダー5冊分は図書館で借りたものだ。
市民税を納めているんだから、最大限に利用させてもらわないとね。
ちなみに、これ書きながら聴いていたのはPET SHOP BOYSのシングルベストと、スヌーピービートルズ・アルバム。