お金のために会社で働いていること

from "mixi"

徹夜明けの、月曜日の朝という「会社なんて行ってられひん。休む!」というサヴォタージュ要素満点、条件はバッチリ揃っていた。
だが今週の(昨日の)ぼくは踏み留まった。
風呂に入り、着替え、出掛ける準備をする。まだじゅうぶん間に合う時間。
ただ月曜日は隣の会社と合同で全体朝礼なるものがある。この不毛な時間について改めて書くことにして、始業時間9:00,出社時間8:45、普段はギリギリ滑り込みセーフなところも別フロアに移ったりと、それなりに時間に余裕が必要となる。
(中2日空けてつづき)
それでも、これまでは朝礼の行われている3Fのいちばん奥に席があったため、少々遅れただけでも途中入室は目立ちすぎたし、タイムカードなどのある2Fで待機していることも多かった。ようやく2Fが本拠となり、荷物を置いたりコートを脱いだりできるようになったのだが、肝心の時間に間に合わなければ意味がない。
なにしろ連休明けかつ徹夜明けという条件は、社会に順応できない逃避傾向にある人間にとって「休む/逃げる」にじゅうぶん相応しい限りに上がり手が揃っているのである。
のだが、結論から書くとぼくは出社した。それもギリギリ朝礼に滑り込める時間に。

さらには翌火曜日。また徹夜明けですこぶる体調が良くない。もう半分以上休むつもりでいた。ただ先週ほとんど仕事をせずに迷惑を掛けたので、なんとか午後から出社できればと思っていた。それでひとまず会社にtelし、午後から出社する旨を伝える。
だが、こんなぼくでも人の子。なんだか申し訳ない気分でいっぱいになって10時くらいに出社した。
やはり昨年の同じくらいの時期から体調を崩して休みがちなパートさんが休みで、上司も熱が出て通院して午後から出社するらしかった。つまり我が部署は非常にすくない人員で業務をこなさなくてはならない状況だったようで、しょうじきしんどかったが出てきて正解だと思った。
洗面所で鏡に写る自分の顔を見たが、明らかに病人の風貌だった。以前から「顔色がよくない」とか「体調がわるそう」などと云われてきたが、そもそも普段鏡を見る習慣がないので意識したことがなかった。
だがさいきん、ときどき目に入る「病んだ」自分の顔つきを見て、これはたしかに不健康だとわかるようになった。
その晩はドラールロヒプノールを2錠ずつビールで流し込んで、「ガイアの夜明け」を見ながら眠りに落ちた。BSで相対性理論の特番を録っていたので、「ガイア‥‥」は録画できなかったのだが、いちばん見たかった芥川賞の選考会=阿部和重氏の映像が冒頭で見られたのでひとまず満足。やっぱ阿部くん、カッコイイ(もちろんルックスだけでなく文体もね)。

平日は翌朝起きられないと困るので睡眠導入剤は1錠くらいずつにしておくのだが、水曜日の朝は普段通り午前6時前に目が覚めた。
別項で書いたがスタイル・カウンシルの「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」に胸を動かされ、久しぶりに珈琲などを淹れそのままアルバム『カフェ・ブリュ』をまるまる聴きながらスニスニと一服。
ふと気が付くと早起きしたはずが、8時を過ぎている。これは間に合わないと思い、会社にtel。じつはCEO以下マネージャー・クラスが皆インフルエンザで倒れてしまい、オーナーである前社長が出る。10時までには出社すると伝え、急いで風呂などに入り準備。
昨夜のクスリとスタカンで脳味噌はいい感じ。9:30くらいに会社に着く。じわじわとエンジンを暖めながら、長丁場を保たせるため昼休みにいったん帰宅し、おクスリ投入。そのまま24時くらいまで働く。

で、今日(昨日)木曜日は上司から多少遅めに出社して構わないと云われていたのだが、定時ギリギリに到着。体調はまずまず。さほど慌てることなく落ち着いて仕事ができたせいで、とくにミスなく業務をこなす。
先週はトラブルが重なって慌ただしかったが、そんなことが何かの間違いだったかと思えるくらいスムースに進行できた。こんなことは滅多にない。何ヶ月ぶりかのことだ。

振り返ると、休もうと思えば先週同様ずるずると逃げ続けてしまいそうな一週間だったが、今週はすこしだけ立ち向かおうという(あたりまえのことなのだけれど)意志が弱い自分に打ち勝ったのかも知れない。

それもすべてポール・ウェラースタイル・カウンシルのおかげ?