まるで反動のように突然襲いかかってくる、その瞬間。

「落ちる」なんてことを書いたから2度も(!)、フリーズしたのだろうか。
いい加減Macminiでも買ってOSX環境にしろってことだろうか。


連休前ということで、イレギュラーな進行。祝祭日にあたってしまってスケジュールが前倒しになることはよくあるのだけれど、これだけ休みが続くと変則的に為らざるを得ない。
具体的に書くと2週分を同時進行。といっても片方(5/1版)は1エリアだけだし、もうひとつ(5/8版)も出稿数はすくない。
ただ仕事の量は2週分合わせて通常の週と同じくらいなのだが、この日程が曲者だった。
いつもなら水曜日におおきな波がやって来て、大抵ぼくたちは23時や25時くらいまで残業する。木曜日は業務としては非常に重要なのだけれど、作業自体はわりと単純で、気を抜かなければ乗り越えられる。
それが今週は本来木曜日に行うはずの作業が水・木とふつか続けてあり、さらに水曜日には数はすくないとはいえ、毎週繰り返される夜中までの業務も残っている。そして次の木曜日には、また作業があるわけだし。まあ24時まえに帰れればいいんじゃないかくらいの気持ちで、たぶんみんないた。
さらに次々と皆が体調を崩していく。かろうじて今週こそは人並みに働いているぼくだが、ここ1,2ヶ月は迷惑の掛け通しだったことを考えると、せめてこういうときくらいきっちり作業をこなさないと、ほんとうに「役立たず」になってしまう。
だが逆に月曜日から--ちょっと遅刻したけど--きちんと出勤していたりすると、かえって自分自身が不安に陥ってしまう。このままうまくいくはずがない、と。
自分の体調管理さえできないのか、わるい方に考えすぎだ、気にするからおかしくなる、いつもと変わらず過ごしてれば良いんだ。きっと健康なひとは、そう思うのだろう。あるいは、たまに腹痛がしたり、頭痛が起きたりする程度のひとたちは。
けれど、急に口を開かなくなったり、そうかと思えば堰を切ったように話し始めたり、それに伴って心身のバランスが崩れておかしくなってしまうぼくのような人間の状態は理解しろと云う方が無理だろう。
遅くまで働いたから肉体的に疲労が増している、寝不足で頭が痛い、そういった体調を崩す(おかしくする)要因が他人から見ても明らかであれば、心配し気遣ったり、同情の余地もある。
さっきまで元気そうに見えたのに、昨日はバリバリ働いていたのに、突然それまでと正反対の様子に変貌する。さすがにこれはぼく自身でも予測が付かないことなので、なるべく静かに穏やかにやり過ごして、荒波が立たないように頭から被らないように生活していくしかない。
痛みを伴わない、前兆らしきものがない、乾電池の+と-を正反対に入れて逆回転させてしまうような、二重人格といおうか、分裂症というべきか、そんな「自分」を抱え込んでいるぼくは、目が醒めた翌朝はもとより、午前中と午後とでまったく体調がおかしくなってしまうので、それこそ意外にうまくいったこの2日間の反動がいつ訪れるのかとは気に掛けていた。とくに、このところの傾向としてよいときとわるいときの波がおおきくて、あっという間に目のまえが変わってしまうことがしばしばだったのだ。
だからぼくは誰にも気付かれないようにただひとり、いかに乗り切るかを考えあぐねていた。ときどき机の引き出しからノイオミールを取り出し、4嬢ずつ服みくだしながら。

そしてほんとうに、まったく予期せずして突然の乱調が始まってしまった。

(まだ前半部分なのに、かなり長くなってしまったのでいったん切ります。3部作にしようかな)