時事通信社の出口調査を受けた(笑)。

投票を終えてiPodのイヤフォンを付けようとしていると、書類を抱えた男性が歩み寄ってきた。「いま、だいじょうぶですか?」「はい」


選挙権を獲得して以来、なるべく選挙に参加するように心掛けてきた。
わりと多かったのが白票。棄権をするのは避けたかったので、投票所には足を傾け何も書かなかったり、すきなアイドルの名前を書いたりして投票率だけは上げてきた。
学習塾の講師だった頃は、こっそり投票用紙を持ち帰り、社会科の授業で生徒に「ホンモノ」を見せたりしていた。(よいこは決してマネをしないように)

さいきんは比例代表制では、ある政党に一票を投じてきた。
今回は若干自分のなかで「ブレ」があったのだが、あるテレビ番組でその政党の代表が予想外の主張をしていた。それはかなり驚くべき内容であり、同時にぼくのなかで政党への支持は固いものとなった。

選挙区では前述の政党の候補には投票しなかった。申し訳ないが、どう考えても勝てるとは思わなかったからだ。

出口調査などで意見を訊かれたのははじめてだった。
ノート・パソコンやICレコーダーなどを使わず、ボールペンで用紙に記入していたのが印象的だった。
いま書いた通り、選挙区と比例区でのぼくの投票行動は「ねじれ」たものだった。
さらに出口調査でぼくは支持政党を問われ、つい「特にない」と答えてしまった。
いわゆる「無党派層」に自分をカテゴライズしてしまった。
すべての質問に答え終え、イヤフォンでcapsuleを聴きながら歩き始め、ふと思った。
支持政党を明らかにすべきだったな、と。

投票終了と同時にNHKおよび各民放は、与野党逆転を報じた。
最終的な数字は、これから明らかになるが、良くもわるくも想像通り予想以上で、ややぼくの不安(不満?)もだいたい思った通りになってしまった。
もうすこし世の中について勉強しなくちゃいけないね。