ビールのないサッカー観戦

abcd2005blog2007-08-30


サッカー観戦にビールは必需品だ。
スタジアムでは500ml缶を紙コップに移しただけで550円だか600円するビール(笑)。
テレビ観戦のときは、オフィシャル・スポンサーのキリン製品を中心に飲む。
もちろんレプリカ・ユニフォームか、日本代表Tシャツなどを着て。


当初は仕事を早退して国立競技場に行こうか迷っていたが、考えあぐねた末に断念。雨も降っていたし良かったかなと思ったが、試合開始時には雨もあがる。

今日も安藤梢選手はスタメン落ちした。
そして結局交替の機会もなかった。

たしかに、さいきんの近賀選手の動きは良い。以前浦和と日テレの試合を見に行ったことがある。安藤選手と近賀選手のマッチアップだ。
といっても、もともと安藤選手は中盤の選手。先日のオールスター戦でも、いちばん良い動きをしていたのは安藤選手だった。

去年安藤選手が代表のレギュラーだった頃、さいしょぼくはなぜMFではなくDFとして起用するのだろうと思っていた。だが何試合か見ているうちに大橋監督の期待していることがわかった気がした。
それは、しっかりとディフェンスを行いながら、インターセプトするや否や速攻に切り換えるということだ。(安藤選手はドリブル突破も巧い)

なぜ大橋監督が安藤選手を使わなくなってしまったのかはわからない。
なでしこリーグでは得点も挙げ、じゅうぶんに活躍している。

一方の近賀選手には速さがある。もちろん安藤選手もじゅうぶんスピーディーな選手だが、強いて比べれば「若さ」だろうか。体力的なこともあるが、若さゆえのやや強引な突破や走り出しが近賀選手は優れている。ずっと試合で使ってもらっている自信と経験からか、さいきんはクロスの精度も高い。

中盤で細かいパスで繋ぎFWにボールを送るスタイルが現在の戦術なのだと思うが、相手がプレッシャーを掛けてきたときにはサイドチェンジをして立て直す必要がある。
たとえば運動量の豊富な宮間などは走ることも、ロングパスを出すこともできる。そのパスを出した先に勢いよく走り込む選手、その役割に近賀選手の動きは最適かも知れない。

なんだか堅苦しい話になってしまったが、安藤選手もこのまま控えに甘んじているとは思えない。切り返しの速いドリブルと、正確無比のパスに磨きを掛けてレギュラーを奪い、まもなく始まるワールドカップで勢いを取り戻し、来年のオリンピックでは完全復活してくれるだろう。

今夜はアディダスの背番号12のTシャツに、今年もキリンで当たった「勝ちT」を着て観戦した。
ビールは1本も飲まなかった。

日曜日のブラジル戦は是非、安藤選手のレプリカ・ユニフォームを着てビールを浴びるように飲みたい。

というか、いまでもまだスタジアムに行こうか迷っていたりもするのだけれど。