号泣する準備はできてい「なかった」。

abcd2005blog2005-04-17


このところ極端に涙脆い*1。とくに音楽を聴くと(ライヴなどとくに)、1曲目から涙が溢れてきてどうしようもなくなってくる。


NHKの『トップランナー』にサンボマスターが出るというので、リアルタイムで観た。(録画には失敗した。すぐに再放送があるので録り直せるが)
スタジオ・ライヴは3曲。最新作のオープニング曲で、なんと「カルピス」--あっちの意味か(爆)!?--のTVCM曲として今月末にシングル・カットされることになった「歌声よおこれ」。
そして名曲揃いのサンボの中でも泣けるベスト3ファースト・シングル「美しき人間の日々」。もうこの唄で、ほとんどぼくは号泣していた。
サンボを聴くなら日本酒か焼酎あたりが似合うのだろうが、スペイン産の赤ワインなど飲みながら零れる涙を抑えきれずに、ただ泣く。
ラストは「そのぬくもりに用がある」。これもキラー・チューンだよな。ぬくもり/温もり。演歌や歌謡曲はもとより、ニューミュージックやポップスでも使い古された言葉だ。だけど、そこに「用がある」と来るか。
CDの"special thanks"などのクレジットなどからもわかる通り、山口隆はさまざまな美しい日本文学に感銘を受けていて、その影響が詞にもしっかりと表れている。あの激しいライヴ・パフォーマンスや、イントロでの現代社会に一石を投じるメッセージからは想像できない(かけ離れた)美しい日本語が綴られている。
彼の「書いた」文章(エッセイやコラムなど)は読んだことはないのだが、おそらく非凡な才能を見せてくれるのではないのだろうか。時事的なメッセージ色が強くなってしまうかも知れませんが。どこかの音楽誌あるいは論壇誌などで連載をしても面白いかも知れない。どこかの出版社でやりませんか? オファーから編集までぼくが担当しますよ(笑)。
演奏は3曲だけだったが、トークでも音楽、ロック(ソウル)、人間、生きることについて熱く真面目に語っていた。見逃した方は是非4/21(木)24時からの再放送を。

ちなみにNHKのHP(http://www.nhk.or.jp/tr/)、前回の市川染五郎の流用をしたせいか、サンボマスターの肩書きが「歌舞伎役者」になっているよ(爆笑)。

*1:じつは昼間、女子ゴルフを観ていて、横峯さくらの初優勝で泣いたりもしている(苦笑)。だってラスト3ホール凄かったよ。しかも既にホールアウトした宮里藍ちゃん(ちなみにぼくは藍ちゃんのファンです)がグリーン・サイドで心配そうに見つめていて、優勝が決まった瞬間、抱擁して祝福した瞬間。さらに涙が溢れました(失笑)。