たいへんなことになってきました。

2日ばかし、また会社をお休みしていて、久しぶりに顔を出していたら、たいへんなことになっていました。
波瀾万丈のぼくのプロフィールに、またひとつおかしなキャリアが加わることになりそうです。

月・火のサボタージュ(笑)については、また書くとして。
8:45の朝礼開始には間に合わず、9:00頃顔を出すと社員一同テーブルを囲んで深刻な顔で話し合っている。
普段なら、この時間は朝礼が終わり、各部署に分かれてミーティングが始まり出す頃。
ただならぬ雰囲気にぼくもデスクに荷物を置き、そっと輪に加わると一枚のプリントを手渡された。
それは現CEOが不定期に自分の考えや、今後の会社の方針を伝えてきたニューズ・レターのようなものだった。いつもは社内のグループ・ウエアで廻ってくるのに、今回はアナログ(紙にプリントされたもの)なんだあと目を通してみると!
こんなことが書いてあった。(社外秘の資料だったので、おおまかな内容だけ)

  • 現在の会社は「解散」する
    • 在籍してるスタッフの選択肢は以下の通り

1.(最大のクライアントである)系列会社へ移籍する(その場合の待遇は現状維持)
2.CEOを中心とした新プロジェクトへ参加する(社屋などは移転)
3.退職する

1.には「安定した収入は得られます」、2.には「収入は不安定になります」とも書いてあった。


この際だから、いままで触れてこなかった現在の会社についてすこし説明しておく。

  • 折込チラシを制作している課と週刊誌を発行している課。
    • おもに「媒体制作」などとも呼ばれ、ぼくが所属しているのもここである。
  • 企画課。
    • 会社案内、業務案内、パンフレット、カタログ、出版物、広告、チラシ、名刺、DM、ポスター、ホームページ、社内ネットワーク、DTP制作環境、等々(HPより)の提案や制作。最近は前記のようなここの制作物の受注は極力請けず、店舗や企業を根本から(全体的な)プロモーションのバックアップなどを手掛けようとしてる模様。
  • ITソリューション課。
    • 社内外のネットワーク環境の設置やサポートなど。


今回の件はおもに、ぼくたち「媒体制作」に関わることである。
これまた、ややこしい話なのだが、今回の「移籍先」となっている系列会社--もともとは同じ会社だった--が営業を担当していて、制作を我が社が請け負っているわけである。ちなみに媒体の発行元は系列会社である。まあ下請けといってしまえばそれまでだが、いま思えば別会社に分けていたことも不思議である--税金対策とか、いろいろあるのだろうが(苦笑)--。無論、もともと媒体制作だけを請け負っていたところに、現在の企画課やITが請け負っている仕事が増えてきたので、制作会社として分社化したのだろうけれど。
この捻れた関係は、さらに遡るとますます複雑になっていくのだが、それはまた改めて。

今回の通告を請けて、すぐにぼくの心は固まっていた。
ところが、ふとしたことから決心が揺らぎ始めた。
そして、近日中に予定しているCEOとの直接交渉では「サプライズ」が起こるかも知れない。
しばらくは働かずに「ニート」を味わってみようと思っていたところなのに‥‥。