いいコになんかなるなよ--全速力で遠回し--

先週4/20の日記に記した通り(http://d.hatena.ne.jp/abcd2005blog/20050420 <自己トラックバック)、来月末をもって、いま勤めている会社が解散する。今後の身の振り方について決断を下した。


その日記を読んでいただければ状況は把握できると思うが、簡単に説明しておくと、

  1. 系列会社に移籍する
  2. 新プロジェクト起ち上げに参加する
  3. 退職する

という3つの選択肢をぼくたちは与えられていた。

まず消去法で1.はなかった。
同時に理想は2.だなと思った。前回も書いたが海のものとも山のものともわからない新事業のため「収入は不安手になる」と但し書きがされていた。べつにお金は二の次三の次だと普段からかっこいいことを並べているぼくとしては、じっさいいまだってたいした賃金を頂いているわけではないので、そんなことはどうでもよかった。どちらかといえば2.はまさにクリエイティヴそのものの仕事で、果たしてぼくに務まるかどうかということだった--この辺も過去の日記を参照(http://d.hatena.ne.jp/abcd2005blog/20050402 など)。<ここで書いている通りぼくはクリエイティヴな人間だし、「非クリエイター宣言」を行っている。
センスとテクニックを兼ね備えたCEOをはじめとした先鋭集団において、いったいぼくになにができるのだろうか。そもそも希望通りぼくは配置してもらえるのだろうか。

一日悶々と思慮を重ね--そんなたいしたこではないけれど--、帰り際意を決してCEOに話を伺いに行った。
社外秘の部分が強いので--といっても社名も明かしていないし、とくに問題はないと思うが--詳しくは書けないがじつはまだ2.のプロジェクトが起ち上げられるのかどうかわからないのだという。
役員や株主--今回この会社の大株主や、それによる発言力の有無を知った--で未だ揉めに揉めていて、二転三転しているという。
これにはCEO自身も困り切っていた(自分の身がどうなるかさえわからなくなってしまったわけだからね)。

話をぼく自身のことに戻すと、まず2.について質問をぶつけた。そして帰って来た答えがいま書いたようなことだ。いろいろなプランは伺ったが、現状ではぼくを雇うことは難しいようだ。それはそうだ、その会社(プロジェクト)が存続できるのかさえわからないのだから。
ただ、ひと筋の光としておそらくそれについては27日の水曜日には結論が出るだろうということだった。可能性は1%にも満たないのだろうけれど。

そしてぼくたちが身の振り方を決めなくてはならないのは28日の木曜日まで。

ひと足先にぼくは結論を出させていただいた。
2005年5月31日付で、いまの会社を退社する。