かつて一度だけ引っ越しの際に雑誌などを処分したことはあったが、

abcd2005blog2006-04-06



先日故あって大掃除をすることになった。そのことについては長くなるので、また改めて。(っていつもそのまま書かずじまいなんだけど)
おそらく誰しも経験はあると思うが、片付けなどをしていると思わぬものが出てきて、それを懐かしがって見ていたりして手が進まないなんてことはよくあることだ。他人事ではなくぼく自身も何度となくそんなことを繰り返してきた。


ただ今回は急を要した。
とにかく目に付くものは次々にゴミ袋に放り込んだ。以前だったら「これはまだ使える」、「いつか必要になる」などと脇に保留しさらに不要物の山を築きあげていた。しかしそれらがふたたび使われたり、必要となったことが皆無だということも紛れもない事実だった。まず今回はそのことを前提にとにかく捨てた。必要になったら、そのとき買えばいい。


そんな細々した雑貨類はいい。
我が家を占拠しているのは本、雑誌、CD、レコードである。
はじめ大掃除を思い立ったとき、とにかくそれらすべてを処分するつもりだった。
しばらくしてわかったことだが、そのときのぼくは相当に躁状態だったようである。
かろうじて全処分こそは免れたが、片付け始めた当初はとにかく本もCDも迷わず捨てた。まず手を付けたのは寝室だったが、廊下から寝床までのいわゆるけものみち以外は買い込んだ本や雑誌が積み上げられていた。現在こうして使っているテーブルの上にはCDが何十枚も山積みになっていた。
そのほとんどが買ったまま開けてもいないもので、かれこれ2,3年分はゆうに溜め込んであった。
(写真は古いHDから探し出した2002年当時の部屋。それから3年分さらに上乗せされたことになる)


それらを迷うことなく捨てた。
まだ読んでない、聴いてない、そんなものばかりだ。
ネタとして良い、レアかも知れない、そんなものもあった。
いつもそのままになっていた。


捨てることから、なにかが始まる。
そんな気がしていた。