続・病んだ心には、躰を動かすと良いらしい。

abcd2005blog2007-08-03


午前中、あまり馬が合うとは云い難いおばさんーーぼくから見たらおばあさん?ーーのフォローをする。そもそもぼくは職場の人間とほとんど口を聞かないので、馬が合うだの合わないだのと云えるのは、それなりに話したことがあったり、作業をしたことがあるということなのだが。
第1クール*1、うとうとしながら、なんとか乗り切る。
しかし、このおばさんダテに長く勤めているわけではなく、作業が早い。基本的にぼくは周りのことなどお構いなしに、マイペースで作業を淡々と進めていくのだが、待ちきれないのかこのおばさんはあからさまに呷るような態度を取る。たとえば、手に持った道具で作業台をトントン叩いてみたり。
それでもぼくは知らぬ存ぜぬというスタンスを貫いているから余計に気に入らないのだろう。かといって文句を云うわけでもなく、他の社員と何やらコソコソ話をしている。そういうことが、いちばんぼくは好きではないのだが、それさえも相手にせず一定のペースで作業を進める。


そこに課長がやって来た。この課長が曲者なのだが、それはまたあとで。
月曜日(7/30)の日記にも書いた温室での農作業の手伝いに、午後から行ってくれと云う。曰く「暑いハウスでの作業は終わったから、涼しい室内での梱包だから」と。
果たして昼休みを終え、最果ての(笑)施設課へと赴き「何からしますか?」と訊くと、「ハウスで(苗の)移動をお願いします」‥‥。
こんなことだろうと、着替えのTシャツやタオル、さらには冷えた緑茶は用意済み。
ところでこの施設課は、その作業が過酷なせいかスタッフ(派遣社員)の出入りが激しい。月曜日に顔を合わせたおじさんも新顔だった。当然まだ作業に不慣れで、つまりこちらは余裕を持ってゆっくり取り組むことができる。
それからーーこれはぼくにとって非常に珍しいことなのだがーーわりとよく会話をする。これまでいたおじさんたちと年齢的にはさして変わらないと思うのだが、陰気臭さがないというかーーじゅうぶんぼくは陰気臭いのだが(苦笑)ーー、声を掛けられるとこちらも小気味よく応対してしまう。
毎日顔を合わせている作業場のひとたちとも、まずほとんど口を聞かないのだからこrはかなりおおきな(衝撃的な)ことである。何を今更と云われてしまうかも知れないが、こういうちょっとした会話が灼熱の作業場で息抜きになることをぼくは実感した。

ちなみに作業の合間に(2:00p.m.前後だったと思う)温度計を見たら、ひとつは35℃、べつの場所では40℃を示していた(!)。眼鏡を外していたので正しくはわからないが、すくなくとも40℃「前後」はあった。
送風機(冷風扇?)を廻している場所でさえ、湿度が85%くらいあった。
普段ぼくがいる作業場は、地球温暖化も電力不足も顧みず、朝から冷房を16℃などというキ○×イ染みた設定にしている馬鹿野郎共の集まる場所である。だからぼくは常に作業着は長袖、休憩時間は屋外で外気に触れるようにしているのだが、午前中は冬服の下にもう一枚半袖の作業を着込んでガ○×チ冷房地獄を過ごし、午後はTシャツ一枚で高温多湿のなか汗だくになっているなんて、どう考えてもカラダに良くない。

でもカラダをいじめているせいか、アタマはわりとまともで休憩時間も一切クスリに手を出さなかった。水分補給をしたり、頭から水を被ったりでそれどころでなかったとも云えるが。
よく訳知り顔で「ココロの不健康にはカラダの健康」などと云って、無理矢理病人を屋外に連れ出し運動をさせたりする輩がいるがーーもちろんぼくは、そんな意見などFuck Offだがーー、汗水垂らして働くということは決してわるくはないとつくづく痛感した。
常々ぼくは、自分を最下級層の労働者と定義しひたすら働くことだけが、唯一の存在意義だと思っているが、無意識のうちに理論を実践してしまったようだ。

*1:今後ここでは8:00-10:00をこう呼ぶ