久しぶりに仕事をサボった。

昨日のことが影響をしていることは間違いないとは思う。
朝調子が良くないことは毎日のことなのだけれど、なんだか魔法のキノコを食べたみたいにアタマが、クラクラしている。
それでも、いつも通り掃除をしたり弁当を作ったりして、滞りなく準備をする。


もう何年も、朝になると仕事に行きたくなくなる。
以前だったら日本じゅうどこでも怠け者扱いをされていたはずだが、世の中に引きこもりやニートが増えたおかげで「何かあるのかも知れないな」と思ってくれるようなひとも現れ出したし、理解まではしてくれないまでも「そういう人間もいるのだな」というくらいには浸透したかと思う。

相変わらず毎朝「休みたいな」とは思うものの、さいきんは「行くだけ行ってみよう」という気になれるようになってきた。この辺のことは、まえに書いた気もするし長くなるので割愛する。

いつもは「なんとか行ってみよう」と思えるようになってきたはずなのに、今日に限っては「休もうかな」という思いがなかなか頭から離れない。
着替えようと部屋に入る。
いつもと逆転している。
つまり「休んじゃおう」>「行ってみよう」になっている。
一度ネガティヴな方向に傾いてしまうと、ほぼ立て直すことは不可能だ。もはや決定なのだ。
すぐに携帯電話を握り、職場にtel。欠勤する旨を伝える。

当初ぼくが休もうと決めた最大な要因は、ぐっすり眠りたかったからだ。
昨日のこともあり昨夜はわりと早く床に就いた。
それでも冒頭に書いたようにアタマがクラクラクラしていた。これでは昨日の二の舞になる可能性も大いに予想できたし、文字通り「休息」という意味で躰を休ませたかった。

だから、休んだらドラールを多めにビールで流し込んで眠ってしまおうと思っていた。

だが結局いつものように深夜まで横になることはなかった。