ぃょぃょ、っぃに株に手を出す!?

また、この時期がやってきた。
テレビの向こうで、小西真奈美が微笑みかける。
そう、個人向け国債の時期だ。(今日からかな)
すっかり野村證券のお得意様になってしまったぼくには、早い時期からメールやDMが届いていた。

どうやら日銀の金利引き上げは10月らしいし、発表された国債の変動金利も前回以下(前々回並み)だしな。今回は見送ろうかな。つい、さいきん投資信託を買い増ししたばかりだし。


投資信託といえば、今月から毎月積み立てで、ある投信を買い付けていく予定だったのだけれど、いまさっきオンラインでキャンセルをした。(たぶん今月分は買うことになってしまうと思うけれど)

というのも、野村證券のHPでその「積み立て」について確認していたところ、投資信託とはべつに株式のコースがあった。株式市場には大いに興味があるが、やはり素人が手を出すには難しいし、資金面でもハードルが高い。もちろんミニ株式など手軽な商品もあるが現実問題として、自分には縁遠い世界だとは思っていた。

もちろん夢はあった。
べつにデイ・トレードで一攫千金というわけではない。
株式投資の楽しみのひとつである、株主優待である。
とくに女性株主などは、この株主優待を重視したりしているようだ。

好きなアーティストの所属事務所やレコード会社の株主になる。
ある一定数を越えると株主優待が受けられる。
大抵が株主オンリーのシークレット・ライヴや非売品CD
など。ファンにとっては魅力的な特典だ。

一時期、新人アーティストに投資するファンドに興味を持ったこともあった。要は集まった資金で自主製作盤を制作・販売し、その売り上げに応じて配当を得るというものである。
これまでの結果などを見ると、ほとんど元本割れもなくハイリターンのアーティスト(ファンド)もあった。
これには「自分が育てた」という喜びもおおきいーーデビュー前からライヴハウスに通い詰めたなんていう自慢より、下世話な話だがお金を出しているぶん格別だろうーーとは思うが、やはり海のものとも山のものともつかぬハイリスクを背負っていることは云うまでもない。
また大部分の結果が出るのが半年後くらいで、配当や投資金が返ってくるのがおよそ1年後というロー・スピードも気になった。
さいきん投資信託などでは毎月配当や隔月配当が人気のご時世である。ちょっと長いかなという気がしていた。

閑話休題
すこしまえに、ちょっと気になる芸能事務所の情報を調べたことがある。東証一部上場で株価が1500円くらい。売買単位は100株からで、株主優待も100株以上所有が条件だった。単純計算150000円。
数日まえに見たら1700円くらいに上がっていた。100株で170000円。
つまり約200000円を用意すれば株主優待が受けられるのである。
その事務所は業界大手で、所属アーティストにビッグ・ネームも多い。200000円でVIPコンサートが見られれば満足だろう。これは飽くまで株主優待であって、いわばオマケ。当然投資に対する配当などもあるわけで、そちらがメインなわけだから。

ただぼくが興味があるのはテレビを点ければ見られたり、全国ツアーを廻っているような有名アーティストではなく、これからブレイクする(かも知れない)新人アイドルだ。
横浜アリーナあたりに株主のみを集めて行われるライヴより、事務所の会議室などで行われるティー・パーティなどの方がうれしい。

余談だがアイドル全盛の時代は、事務所のスタッフと親しくなっていたり、あるいは親衛隊活動などで顔が売れてくると、イベント後などに、そういったお茶会が催されていたりしたものだった。

長くなってきたので先を急ぐが、冒頭に書いた野村證券のHPで積み立て株式のページを見ていたら、買い付け可能な株式のなかに、その芸能事務所も該当していたのだ。
月々1万円から始められ、いわゆるドル・コスト方式なので積み立てのような中・長期に渡る投資でコツコツすこしずつ買い足して行くには向いている。
株価の上下にもよるが、毎月1万円ずつ買い進めていけば1年半から2年程度で100株に達することが可能である。

そんなわけで、投資信託をキャンセルし、勢いでこの株式を申し込んでしまった。果たして吉と出るか、凶と出るか。